さ
残雪 | 残る雪 雪残る 雪形 | ||||
岩肌と残る雪にも火山灰 | たかはしすなお | 18 | |||
骨納む比良の残雪明るき日 | 松井季湖 | 2102 |
し
春泥 | 春の泥 | ||||
春泥やどこからどこが豚の首 | 火箱ひろ | 1 | |||
春泥に四ツ脚で立つ測量器 | 種田果歩 | 10 | |||
誰のゐぬデッキチェアーの春の泥 | 辻響子 | 14 | |||
春泥に立往生をしてゐたり | 加藤いろは | 17 | |||
春泥の郵便ポストまで続く | 種田果歩 | 18 | |||
春泥やぐにゃっと沈むスキー靴 | たかはしすなお | 18 | |||
春泥や人魚になつてもいいかしら | おーたえつこ | 26 | |||
鍵穴に春泥つけし農婦かな | 波戸辺のばら | 26 | |||
春泥をひたすらに掘り幼な子は | おーたえつこ | 30 | |||
春泥をつけて転がるウルトラマン | 波戸辺のばら | 46 | |||
春泥の乾いて馬ん場明るきよ | おーたえつこ | 47 | |||
春泥の隊の一列らったった | 鈴木みのり | 50 | |||
春泥に足捕られてるあぶり餅 | 辻水音 | 54 | |||
春泥の杖一つ置き去りしかな | 後藤晴美 | 74 | |||
一歩踏み出せ春泥は深けれど | 松井季湖 | 78 | |||
肉球に春泥めでたしめでたし | 松井季湖 | 2102 |
瓔さんたちの 俳句
「瓔」に掲載された俳句をたかはしすなおがアップしています。