う

薄氷 うすらい　春の氷　残る氷        
  千姫の小径に轍春氷 小山佳栄 2   14.2.23
  じょぼじょぼの春の氷を突っついて たかはしすなお 18    
  うすらひや恋敵とはだれのこと はしもと風里 25   14.2.23
  薄氷レインシューズでひとっとび 井元ナミヱ 62   24.2.16
  薄氷の奥薄氷回復期 中井保江 73   24.2.16
  父病めば空に薄氷あるごとし 大木あまり     14.2.23
  うすらひの下さざなみのとほりけり 辻桃子     24.2.16

き

木の根開く 木の根開くぽっかり白い雲ひとつ たかはしすなお 26   11.4.17
  亡き人のすぐ忘れられ木の根開く 波戸辺のばら 30    
  木の根開く南南東に進路取る 波戸辺のばら 35   11.4.17
  木の根開くトチモト君は豆剣士 粟津さくら 50    
  ずれている記録と記憶木の根開く たかはしすなお 58    

こ

氷解く 幻の池ゆるやかに氷解く たかはしすなお 18    

瓔さんたちの　俳句

「瓔」に掲載された俳句をたかはしすなおがアップしています。